お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

愛しいということ。

少し、嫌なことが重なってしまったうえ、台風の雨で外に出られない日曜日。

夫は夜勤に備えて眠っており、子どもと二人だけ。

ちょっとしたことだったのに、八つ当たりしてしまった。

大声を出してしまった。

そのあとは特に何もなく、こうして図書館でかりた図鑑を一緒にみて、母は「これなあに?」「これ知ってる?」の質問攻めに笑いながら答えていた。

夕方17時過ぎ、ごはんを炊こうと子どものもとを少し離れる。

ふと見たら、このテーブルの下でスルスル~と寝てしまった。

子どもの昼寝の間、わたしは好きな音楽と本で凪の心を取り戻した。

1時間後子どもは泣きながら起きた。

なんでだろう。

目の前に誰もいなかったから?

昼間、わたしが必要以上に怒ったから?

「ゴメン」でいっぱいになってしまった夜。

一緒に、「高野豆腐と玉ねぎの串カツ風」を作って一緒にご飯を食べて、一緒にお風呂に入って、寝るまでも

私はたくさんの「ごめんね」を言った。

私も疲れていたからか、子どもと一緒に21時半には眠ってしまった。

パッと目が覚めたのは4時。

ひとりで起きて、居間で読書。

5時半すぎ、子どもの泣き声。

「ママ、おらんー」と言っていた。

わたしはもう一度、一緒に布団に入る。

ギュッと抱きしめた。

「ママはひびきが好き!」

「うん」

「なんでも食べてくれるひびきが好き!」

「うん」

「いつも笑ってくれるひびきが好き!」

「うん」

たくさんの「好き」。

わたしが守るべきもの。

そんなこんなで、

台風が過ぎたあとの、青空が妙に沁みている今日なのです。

母は在宅で仕事な今日。

コレを綴っていたら、涙ぐみそうになった。

愛しいって、こういうことだ。

笑顔で保育園に迎えに行くからね。

6件のコメント

書くっていいですよね。
書きながらもう一度その場面を思い出す作業に、その時に見えなかったことが見えたりするから。

日常の中にある喜怒哀楽がとても大事な一瞬であることを自覚させられて
「愛しい」という感情を呼び戻されたことで、子どもを迎えるのが楽しみになりましたね。

池田さん コメントありがとうございます。
はい、書く=記憶であり、記録であり、文字にすることで新たな「思い」も重なりますね。

ホント、「母」の立場で
多彩な感情も生まれるんですね。

吉村さん

コメント、ありがとうございます。

日々、様々なエピソードがありますよね、
笑えること、涙が出そうになること、
もちろん「怒ってしまった」こと、反省することも山盛りですが、
すべて「今だけ」のものだなあと感じます。

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ABOUT US
白川奈保
埼玉出身、2013年~香川へ。介護職の夫と、小学生の娘と、インコのとっちゃんと暮らす。 日常は、介護、医療、福祉に関するフリーの物書きとオーガニックなお店の店員。 好きなもの:沖縄、南米、高校野球、音楽いろいろ。 FB、物書きとしてのネームは「向田奈保」です。