お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

すれちがい

何も予定のない土曜日の昼下がりに。
しょーた(小1)が授業で動物の赤ちゃんの本がいるからと、図書館へ行くことにした。
図書館は、家から歩いて5分のところにある。
お天気も良いし、しょーたとたいち(年中)と歩いていくことに。

図書館は小学校へ行く途中にある。
通い慣れた通学路。
しょーたは「さきにいく!」と元気よく一人で歩いてった。
私はたいちとゆっくり歩く。
いつも通る裏道を使って。

図書館へ着いたものの、しょーたの姿がなかった。
探し回るも、見つからない。
裏口へ行ってみたり、表に行ってみたり。

そうこうしていたら、携帯が鳴った。
自宅の電話からだった。
「いりぐちがわからん。どこ?」としょーた。
わざわざ家に帰ったのか、と面白いやら安心したやら。

私は「ペリカンのとこにおいで」と言って待ち合わせすることにした。図書館のある公園の、シンボルでもあるペリカンの噴水。
そこで待っていると、ようやくしょーたと巡り会えた。
徒歩5分の圏内ですれ違い。
子どもにとっては大きな徒歩5分だ。