お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

感動したこと!!!! ~こどもの夢~

2018/03/29 09:54

私の仕事は、音楽を使った対人援助・発達支援のお仕事。

簡単に言えば・・・
様々な楽器・音を使い、言葉を超えた人と人とのコミュニケーションを促したり、
音楽で人と人が繋がるお手伝いをしています。

いつもは、主に障がいのあるお子さんの療育に携わっていますが、
この日は、年長の次男が通う保育園に直談判して、
息子のクラスのこどもたちに、音遊びをさせて頂くことになりました。

卒園式を終えたこどもたち。
保育園生活終了まであと3日というこの日。
私は、30名近い園児と一緒に、どんなことをして遊ぼうかと
色んな活動を考え、計画を練りながらも、
当日のこどもたちの反応で変わっていく遊びを楽しみにしながら、
ワクワクして園のホールに入った。

「たっちゃんのおかあさん!
きょう、たのしいことしてくれるっちゃろ!
たのしみにしとるけん♪」

と、次男を教室に送りに行った時に声をかけてくれた男の子。
みんな口々に、「たっちゃんのおかあさ~ん♪」と声をかけてくれる、
この3年近くを共に過ごしてきた、可愛い・愛しいこどもたち。

そして、1時間45分の音遊び。
操り人形と共に登場しながら、非言語の擬音語でこどもたちとお喋りしたり。
コマや絵譜を使いながら声を出したり。
ピアノや色んな楽器の音に合わせて身体を動かしたり。
絵本に音を付けての読み聞かせをしたり。
ひとりひとつ楽器を持って、音のリレーをしたり、合奏したり。

2018/03/29 09:55
2018/03/29 09:55

あっという間に、楽しい時間が終わった。

そして、その翌日。
担任の先生がこんな話をしてくれた。

「○○くん、今までずっとずっと、『おすしやさんになりたい!』って言ってたんです。
卒園式でも、そう皆の前で発表したし、今までその夢は一度もブレることなく、ずっと言ってたんです。
でも、昨日の音遊びを体験して、今日私にこんなことを言ってきました。

『ねえ、せんせい。
ゆめって変えられると??
ぼく、おすしやさんをやめて、こんちゃんみたいな、おんがくのせんせいになりたい!!』

(*↑活動の最初に、こどもたちに私のことを、
『せんせい』ではなくて、『こんちゃん』って呼んでね!と伝えていたので)

って言ったんですよ!!
昨日の体験が、この子にとってとても大きなもので、心に響くものがあったようです。
もう私、ビックリして、すっごい感動しました!!」

その話を聴いて、全身が震えるような衝撃と嬉しさと感動が込み上げてきた。

あの子がそんな風に感じてくれてたなんて!!
そんなにこどもの心に影響を与えることができたなんて!!
こどもの夢になるような仕事をすることができて、これ以上の幸せはない~~!!

そう思い、心からこの仕事をやってて良かったと、跳び上がるぐらい嬉しかった♪

どうしても立場上、「せんせい」と呼ばれるけれど、
いつだってずっとずっと、私の先生であり、最も尊敬する人たちは、
赤ちゃんであり、こどもという「小さい人」たち。

この人たちの純粋な心と魂。
私たちが大人になるにつれて失っていく、大事なものを持っている小さい人のこの言葉は、
私の仕事への最大の励ましと宝物になった。

これからますます精進していかねばと、背筋の伸びる想いになった。

小さい人たちから学ぶこと。
それが何よりの私の財産。

みんな、ありがとうね~♡

6件のコメント

わぁー!ステキ〜✨✨
みわちゃんよかったねー!
みわちゃんの純粋な心が、真っ直ぐに小さな人たちの心に届いたんだね。
キラキラの時間だったんだと伝わるよー!
私もやったろー!って気持ちになったよ。
ありがとう〜♫

聖子ちゃん、ありがとー!!
そんな風に言ってもらって、嬉しい♡
純粋な心の小さい人たちに認めてもらえることが、何より私は嬉しい♡
音楽は、一瞬で誰とでも心が繋がることができるし、
音楽じゃなきゃできないことがたくさんあるから、
それをもっともっと追求していきたいと思ってるよ!

これだけの楽器を揃えるだけでも大変な事。
そして一緒に楽器で表現する楽しさを伝えられる美和子さんの音楽療法士の仕事のやりがい。
色んな子どもや大人と出会っていく中で一人でも琴線に触れる人が出たらいいんだと思います。
人が表現したいことは様々あって、自分に合った表現を探しているのが人生だから。
そういうことを考えると、積極的に探す行動はこれからもっと必要なことだと思います。
デンマークは先進教育国らしいのですが、21世紀型の教育から脱出するためにティーチャーという呼び名をやめたとか。
教えるというのは答を求める人間の教育。文科省はそこから脱却できませんね。
それをファシリテーター(促進者)に変えて子どもたちが自分たちで答えを発見する方法に変えたんだとか。
お母さん大学のメッセージはデンマークと同じ方向を見ていますね。
子どもが先生。お母さんはその意味でファシリテーターとして学ぶことが必要な時代です。

みっこさんのコメント、「なるほどー!!」と、とても腑に落ちました。
フェイスブックのように、ただ書いて見て終わりではなく、
ここには、こうやってみっこさんのような方がコメントを入れてくださることから
深い学びへと繋がっていくことが、楽しく嬉しいです。

>お母さんはファシリテーターとして学ぶことが必要な時代です。
とは、私のこれからの育児に大きな視点を与えて頂きました!!
仰るとおりですね。
その視点があれば、こどもへの声かけも変わってきます。
これからの時代を生きていくこどもたちには、自分で考え、
自分で表現し、生きていく力が必要だと思うので、
ファシリテーター的母を目指したいです☆
(ちょうど、仕事関連の研修で、近々ファシリテーター講座を受けます)
ありがとうございました!!

美和子さんの記事を読んでいるだけで、こちらまでワクワクしてしまいましたー!
子どもたちも、こんちゃんとの時間がとっても楽しかったんだろうなぁ。
子どもが先生という美和子さんの姿勢、尊敬します。
いつか、一般の子どもたち向けのイベントを開いてもらえませんか??
いつも一人ミュージカルをしている、うちの娘を参加させたいです(’-’*)♪

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ABOUT US
近藤美和子
岡山県出身。大学は島根。就職は山口。結婚して愛媛へ。 2015年春に、愛媛から福岡に転居し、お母さん大学に出逢いました。 現在、小6と小3のわんぱく息子2人のお母さんをさせてもらっています。3年前から、わたし版【筑前町ゆりかご版】を書いています。 また、音楽療法士として、障がいのある子どもたちと関わる仕事をしています。 「お母さん」であることを、悩みもがきながらも、全身全力で楽しみたいと思っています! 好きなことは、自然・音楽・読書・ひとり旅・食べること・歌うこと・人と交わること・高校野球です♪