お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

寿命が縮んだ

2018/07/23 18:35

激務の6・7月が終わり、ホッとする間もなく、夏休みに突入。

記事に書きたいことは山ほどあるものの、
西日本豪雨から以降は、発信する気力が湧かず、ずっとここには不登校でした。

そして、今日。
母として寿命が縮む出来事がありました。

午後から、息子の小学校のプール開放がありました。
それに参加した息子2人。

13時からのプール開放だけれど、12時半過ぎに学校に行き、校庭で友達とサッカー。
14時にプールが終わり、その後、炎天下の中、公園で友達とサッカーや野球やらして、
夕方帰宅しました。

この暑さなので、心配で心配で、公園で遊ぶ息子や男の子たちを、何度か見に行きました。
「大丈夫?」と声をかけても、楽しそうにみんな遊んでいるので、安心していました。

そして、夕方帰宅した次男の身体を触ると・・・
「熱い!!!!!」

「これは、きっと熱がある!」と直感した私は、
すぐに熱を測りました。
すると、38度5分。

次男は、「眠たい・・・」「頭が痛い」と言って、床に倒れ込み、こんこんと寝始めてしまいました。

「発熱」「眠たい」「頭痛」「外で遊んでいた」

このキーワードがぐるぐる頭を回り、
『熱中症では!?』と思いました。

すぐに、首や脇の下などをアイスノンで冷やすも、そのやり方では
「深部体温までは下がらない」との情報が頭にあったことと、
このままずっと寝て、意識が戻らなかったらどうしよう・・・とか、
このまま目が覚めなかったらどうしよう・・・とか、
この対処方法で良いのか・・・
ずっとこのまま家で様子を見ていていいものなのか・・・

とにかく素人の私にはわからず、
目の前で高熱で寝ている息子が心配で、
【小児救急医療相談】ダイヤルを調べて、電話しました。

すると、色んな症状を丁寧に聞き取られ、対処方法を教えてもらった後、
言われた言葉。

「こどもさんは、このまま放っておくと、危険です。
今、お聞きした内容を判断すると、救急車を呼んだ方がいいと思います。
ですが、その判断は、お母さんにお任せします。
どうされますか?」

もう、頭はパニック。
救急車を呼ぶなんて!?
でも、このまま様子を見てるだけでいいのか?
「お母さんに任せます」と言われても・・・
もう、手が震えました。

そして、時間は17時半過ぎ。
この時間に、町の小児科は開いていません。
そのオペレーターの方が、緊急でうちから通えそうな朝倉界隈の病院を紹介してくれました。

そこにすぐに電話をすると、「すぐに来てください!」
とのこと。

長男をご近所さんに預け、夫に電話をし、
(慌てて、パニックになっているので、夫の名前を携帯電話帳から探すのにも、手が震えて探せない。。。)
全身熱い次男をおんぶして、
すぐに車で20分の病院に行きました。

18時半というのに、病院のベッドは熱中症の方ばかり。
おじさんも、若いお兄さんも、お爺さんも、ベッドに横になって、点滴をしています。

隣の部屋から聞こえてくる、面会の方の声。
「倒れたときのこと、覚えとる?
 いつまで意識あると?」

・・・(熱中症で倒れたんだな・・・と心配になる)

病院のベッドで横になると、またうつらうつらと眠る息子。
病院で熱を測ると、更に上がっており、39度近くありました。

2018/07/23 18:35

連日ニュースを見聞きするので、息子は大丈夫かと、
手を握ったり、傍にいることしかできず、心配でたまりませんでした。

19時ごろになって、ようやく息子の診察。
全身を診察してもらって、
「夏風邪から発症している熱のようです。(どうやら喉が赤かったらしい)
 その分、熱中症にもかかりやすくなります。」

「夏風邪」と聞いた瞬間、
ホッと安心し、全身の力が抜けていきました。

今まで鼻水も咳も全く出ていないし、喉が痛いとも言っていなかった息子。
まさか風邪とは思っていなかったので、本当に安心しました。
ただ、やはり熱中症にもかかっていると。

何とか水分は摂れているので、点滴はせずに20時前に薬をもらって帰りました。

診察が終わり、病院のロビーにあったテレビの画面を見て、唖然。
思わず写メしました。

2018/07/23 19:03

【災害レベルの暑さ】

とは何だ!!??

夏休みというのに、外で遊べない危険な毎日。
外遊びを禁止される毎日。
でも、今日の息子の姿を目の当たりにして、本当に命の危機を感じました。

明日からは、学校のプール開放も中止らしいです。
水曜日に予定されていた、水泳記録会も中止。

こどもたちにとって、楽しみなイベントごとも、ことごとく中止。

なんということなのでしょう。

でも、悲しいかな、本当に危険です。
恐ろしいです。

今回、息子は熱中症からの熱ではなかったものの、熱中症にはなっていたようだし、
いつ誰でもなる可能性はあります。

あー、命が助かってよかった。 

心から感謝した今日でした。

そして、母としては、心配で不安で、寿命が縮んだ日でした。

4件のコメント

みわちゃん、怖かったね。本当によかった。
私も野球の練習があるたびに祈るような気持ちになります。
こんな暑い中で練習とかありえん。

でも遊びたいのも子どもたち。
遊ばせてもあげたい

こんな環境に誰にしたって思うけれど

私たちなんだよね。

ほんと子どもたちの子どもたちの時代にはどうなっているんだろう。

今、できること

やらんといかん。

今日、ずっと行きたかったお店に行ったら
そこは飲み屋さんだけれど、クーラーじゃなくて扇風機だった。

できることから、子どもたちの体調も考えながら、やらんばいかんね。

彩ちゃん。
ご心配おかけしました。
本当にビックリしたよー!!
でも、こんな環境に私たち人間がしてきたんだと痛感する。
だからこそ、こどもたちが育っていく未来に、そのツケを残したくない。
どうやったら、少しでも温暖化を食い止められるのか、何か私たちにできることはないかと
日々考えてるよ。
みんなで考えよう!声をあげようね!

プール熱とかの夏風邪が九州では流行っていると新聞に出ていました。
姪の次男も6月にかかっていましたが、きつそうにしている姿は本当に心配になります。
今回は熱中症も絡んでいたはずですよ。
私も過去に軽い熱中症の症状を経験したことがあるから、頭がクラっとしたらすぐに対処しなきゃと
今はほとんど外出せずに家で過ごしていますが、副鼻腔炎がようやく治りそうだという時に
今度は角膜をやられました。少し痛い程度だから様子を見よう(外出したくないから)と3,4日過ぎて
しまい、治らないので行ったら痛いと思ったらすぐ来なさいと老先生に少しの脅しをいただきました。
とにかく子ども達にもしっかりこの暑さは死ぬ人がたくさん出ていることを教えていかないと・・・
遊びたい気持ちを他の遊びに切り替えることも必要かな。
母の危機感が働いたことがさすがでした。
お大事に・・・

みっこさん。
お久しぶりです。
みっこさんも体調を崩されていたんですね。
九州、夏風邪が流行っているとは初めて知りました。
人ごとではなく、実際に息子の姿を目の当たりにして、ニュースで日々報道されていることが実感として体験できました。
怖いです。
何もしなければ、この環境が更に悪化していくとしたら・・・
何をどうしていけばいいのか、考えていきたいですね。

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ABOUT US
近藤美和子
岡山県出身。大学は島根。就職は山口。結婚して愛媛へ。 2015年春に、愛媛から福岡に転居し、お母さん大学に出逢いました。 現在、小6と小3のわんぱく息子2人のお母さんをさせてもらっています。3年前から、わたし版【筑前町ゆりかご版】を書いています。 また、音楽療法士として、障がいのある子どもたちと関わる仕事をしています。 「お母さん」であることを、悩みもがきながらも、全身全力で楽しみたいと思っています! 好きなことは、自然・音楽・読書・ひとり旅・食べること・歌うこと・人と交わること・高校野球です♪