お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

パパのお説教

「話があるから、座りなさい」
夕飯後、パパがいきなりそう言った。

ただならぬ雰囲気を感じ、食卓の椅子に座る子ども達。
私もなんとなく同席した。

「最近、部屋が汚な過ぎる!
明日から夏休みだな。
8月中に、リビング・テレビの周り・自分の部屋。
全部キレイに片付けるように!」

ひぃえ~~、来た来た。
そりゃ最近汚いもんねぇ…
片付けろって言っても、全然片付けないし。。。
そりゃ夏休み中にやってもらわないとねぇ…

と思いつつ、雑誌を広げて読もうとしたら

「お前もだよ!」

と、私まで怒られた(笑)

はい、そうです。
私も最近全然片付けられていなくて。。。
でも、ほら。
あそこのテーブルの上だけは、キレイにしたつもりなんだけどなぁ・・・
だめ?(^^;)

そう思ったら「あれは片付けたうちに入らない。寄せただけだ」と…
はい、ごもっともで~す。

「ちゃんと片付けろ!
お前らだけが使う空間じゃない!」

「使わないものは捨てる」

「戸棚に入らないものは、戸棚の中のものを捨てる」

「服も冬物はちゃんと片付ける。
サイズアウトの服はリサイクルか捨てる」

「戸棚とか、収納ケースとか。
必要なものがあったら買ってやるから言いなさい」

いちいち、いろいろ言う。
これがお説教ってヤツかな。

あぁ、女親ってこんな感じなんだなぁ…
クドクド言うのって、よくないなぁ…
端的にわかりやすく伝えないとダメだよなぁ…

そんな風に思って、完全にブソくって聞いてた私。

でも、パパは上手に子ども達のやる気を盛り上げていく。
子ども達の気持ちに共感を誘って、
「掃除して、パパにいい気持ちになってもらおう」
って言う雰囲気にしてしまっている。。。

すげ~な、うちのパパ。

そんななか、最後まで
「へぇへぇ、やりゃいいんでしょ、やれば!」
「わかりましたよ~、やりますよ~」
と悪態をついていたのは、この私。

そして子どもたちには、ダメ母だと思われたかも(笑)
そしてパパにとっては、
子ども達よりも手のかかる、一番上の娘みたいになってるんだろうな~。

そんな風に、改めて感じた夜でした。

 

6件のコメント

うわぁ…杉本さんのパパはすごいですね!
やる気を盛り上げながら注意するなんて素敵✨
そしてきっとご自身もお片付け上手なんでしょうね
我が家は子ども達もパパも私も片付け&掃除が苦手で…夏休みに入りお部屋がジャングル化しています(>_<)
子ども達が大きくなったら、少しは片付いてくるのかな…親が見本を見せないと無理ですかね?

片付けの問題は奥が深い・・・と私は自分の育った環境や親戚関係を見回しながら
ほどほどを目指して子育てしてまいりました。
夫で一番気になっていたのが、靴の脱ぎ方でした。(ご想像ください)
子どもには靴の左右を意識させるときに、脱いで少しの変化に気がつかせたりする程度で
厳しくしたつもりは私にはありませんでしたが、息子はきちんとしています。
娘は思春期あたりから、服の脱ぎっぱなし、靴の脱ぎっぱなしが目に余るほどでした。
要するに夫婦の違いがあっても、最終的に子どもは何かを感じていくということです。
おかげさまで娘は結婚してそのあたりの修正が始まっている様子。
私は夫の無頓着ぶりにため息をつきながら、すみ分けをしながらやる気のない時には無頓着にもなっています。(笑)

コメントを残す

ABOUT US
杉本真美
中2娘、小6息子を持つ、フツーのお母さんです。 <お母さん大学>に入学したのは、息子を出産した頃。 しっかり子育てしなきゃ!の肩肘張った子育てを、180度変えてくれたのが<お母さん業界新聞>・<お母さん大学>でした。 2011年に静岡県に引っ越し、今は静岡版編集長をやらせて頂いています。 13紙の地域版編集長とともに、静岡県内にお母さん業界新聞とお母さんのココロを広めていきたいです。