お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

卒団式とお母さん

昨日は長男6年生の最後のソフトボールの大会でした。


天気は小雨から始まり、試合の途中で上がったものの、風が強くボールも泥で跳ねない。ピッチャーもボールが投げづらい中、よく頑張ったと思います。
結果的には敗戦で終わりましたが、最後の試合でもヒットが打てた長男。得点にも繋がりましたが、その後続かず敗退。
でもなかなか悪くない試合でした!もっと盛り上がりたかったけど。

その日の夕方に、近所の公民館でチームでの卒団式。
昨年は送る側で、さらにチームでは創部以来初めての卒団式ということで、試行錯誤で目まぐるしく当日を迎えた記憶がありますが、今年は送られる側で準備期間もなく直前まで実感が湧きませんでした。

下級生の保護者の方々が色々と考えてくださり、お父さんたちからのサプライズあり、恒例のDVDあり、笑いあり涙ありの温かい卒団式でした。

3年半前、友達から誘われたソフトボール。
それまでまったく興味もなかったのに「(体験に)行ってみる。」と言い出した時は本当に驚きました。
それから、ルールも分からない、フライやゴロも取れない、バットに当たらない、そんな日々が続き
試合でゴロが取れず、グランドの隅っこで1人泣いていた姿が今でもハッキリと思い出されます。

こうやって葛藤している長男の後ろ姿を、母親である私は見守ることしか出来ないんだな…と痛感したのが、まるで昨日のことのよう。

でも試合に出続けるうちに、少しずつボールが取れるようになり、ヒットが増え、ホームランを打ち、盗塁もバントもこなせるようになり、昨年は常勝チームのレギュラーとしてプレッシャーの中、6年生と同級生と頑張っていました。

そんな上級生が卒団し、ガラッと変わったチームでなかなか勝てず、敗戦ばかりが続いていましたが、夏頃にグーンと伸びて勝てる試合が増え、メダルがもらえるほどにチームも成長しました。

悔しいことも辛いことも、もちろんありました。親子で悩んで、他の人に相談して、チームみんなで話し合ったこともありました。

「辞めても良いんよ。」
と言ったこともあったけど
「でもソフトボールは好きやけん。
このチームでソフトボールがやりたい。」と言い、結局辞めずに卒団式を迎えることができました。

こんなに宝物になる毎日が、仲間が、思い出が、この歳になってやってくるとは思いもしなかった。
本当に本当に、長男のおかげです。

まだしばらくは寂しさと付き合いながら、もらったDVDを見返したりして物思いにふけりたい私。
その横でマイペースに大好きなゲームをする長男。
まあ、それが我が家かな。
次男がソフトボールを続けているので、まだまだチームとの付き合いは続きますが…。

息子よ、卒団おめでとう!
そして、本当にありがとう。

 

(福岡市ひなたぼっこ版/智原美沙)

1件のコメント

友達に誘われてから始まる経験で、親と子が卒団式を迎えられた感慨がにじみ出ていますね。
私も子育て中に、誘われることをいい方に考えてまずは参加してみることを子どもには勧めました。
これからもまた誘われて見たら・・・という経験をしながら自分の経験の肥やしにしていけますように。

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ABOUT US
智原美沙
広島生まれ、広島育ち。思春期に突入した長男(14歳)と、気が強い次男(10歳)2人のお母さん。福岡市わたし版ひなたぼっこ版編集長。NPO法人Hand&Foot正会員。自分のこと、日々のこと、子どもたちのこと、左手全指欠損の次男のことなどを書いています。