お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

ありがとう+ありがとう=うれしい〜お母さんも手を挙げよっ!〜

「ちゃんと自分の意見を言いなさい」
「話さないと伝わらないよ」
なんて、私たち大人は子どもたちによく言ってないだろうか。

先日、息子(小4)の2分の1成人式が行われた。
30人近くの子どもたち一人ひとりが、自分の夢をしっかりと語り、
お父さん、お母さん、いつもありがとう、これからもよろしく。
と大勢の大人の前で発表してくれた。

その後、

「親御さんたちからも感想を」と言われたので、
私は1番に手を挙げ、2つ感じたことを話した。

「私が同じ年の頃は、まだ夢なんて、考えてなかった気がします。
みんなスゴイな~と思いました。

お父さん、お母さん、ありがとうって言ってくれたけれど、
私は、こんなステキに育ってくれてありがとうって思いました」と。

我が子を見ると、下を向いて、なんだか・・・
私が手を挙げたのが嫌だったのかな~と解釈し、終わって、そそくさと家路へ。

その夜、

息子「ママ、すぐに帰ったね」

私「下を向いていたから、私が話したのが嫌だったのかな~と思って、すぐに帰ったよ」

息子「そんなことないよ。ママが“ありがとう”って言ってくれたのが、うれしかった」

この言葉に私も夫もノックアウト。
ええ子に育った〜(涙笑)。

実は数日前、息子がこんな事を言った。
だから、真っ先に手を挙げて感想を言おうと思っていたのだ。

「リハーサルでお母さんたちも感想をお願いしますとあったから、感動しました!と、
泣き真似してみせた。でも、、、お母さんたち手を挙げもんね~

涙ぐんでしまったって、ちゃんと話せなくたって、
お母さん、お父さんからの直接の言葉を子どもたちは待っているんだなと思う。

子どもたちに「ちゃんと自分の意見を言いなさい」なんて言う前に、
私はどうなのかも考えたい。

お母さん、お父さん、遠慮せず、恥ずかしがらず、面倒くさがらず、手を挙げよう!!

感じたことを伝えたら、感動が大きくなった。

「ありがとう+ありがとう=うれしい」

息子が教えてくれた。
記憶に残る、形だけではない「2分の1成人式」だった。

(*写真は昨年5月の授業参観の様子)

 

 

 

 

 

6件のコメント

うんうん、本当にそうです。
「自分の意見をしっかり言いなさい」と言いながらも、
「あなたはこういう子」「あなたはこっちでしょ?」と、日々の会話の中で
子どもの意見を先取りしてしまうのが大人によくある姿です。
お母さんに「ありがとう」と言われた娘は、いつもとっても嬉しそう。
原点はそこですね。忘れないでいなきゃ。

優さん
長く一緒にいる分、子どもたちのことを決めつけてしまっていることってたくさんありますよね。
気をつけようー
ありがとうが原点(*^^*) 
うまれてきてくれてありがとうって思い出す機会がたくさんあるといいかもしれません。
ほんと忘れないでいなきゃですね。

なんと感動なお話!
まずその参観日でそんなこと言われたら、泣けて声が震えて感想言えない……池田さんのかっこいい姿見たかったです!
感じたことを、しっかりその時その時伝えていかないとやっぱり響かないですよね!大事なことですね!

ありがとうございます(*^^*)
私も感想言いながら、最後は泣けてきて声が震えてましたー。

今、私たちが受けた教育とはだいぶ違っていて、
子どもたちも自分の考えや気持ちをはっきりと伝える授業がたくさんあります。
だからこそ、わたしたち大人も学んだりチャレンジをしていかないと
子どもたちに追い越されるよー(もう追い越されているのかもしれませんが)
と声を大にして言いたい今日この頃です。

泣ける泣ける。。もう想像して涙が出ちゃいます。
一番に手をあげる池田さんもかっこいい!
小学生になり、色々とこちらが、求めてしまうところも多く日々反省です。
ちょっと、自分を見つめ直すきっかけにもなりました。
ありがとうございます!

泣けるよー泣けましたー
こちらこそ、ありがとうございます♪

見つめなおす機会って大事ですよね。
我が家は息子が学校に行かなくなった時から、
毎日葛藤と反省の繰り返し。
この2年ほどで自分の心と子どもとたちとの日々を見つめなおす機会がありました。
今も継続中ですが(笑)
発表している子どもたちを見て、子どもってスゴイと本当に思いました♪
子どもを信じる力、それにつきるのかもしれません。

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ