お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

充実ってなんだろう

中学校に入学して、学校に行かない選択をし家にいる息子(中1)といろんな話をする。

中学校に入ったら、男の子はあまり喋らなくなると聞いていたので、
母的にはちょっとうれしい。(これはココだけの内緒)

この前の夜はなんとも哲学的な話をした。

学校に行かない選択をしているものの、葛藤がないわけではない。
友達とLINEでやり取りもしている様子。

仲良しの友達が、勉強も部活もがんばっていることが伝わってくるようで、
「みんなスゴイ、学校に行って、部活もして、塾も行って、家庭教師もいたりする。土日も部活で忙しそう」と話をしはじめた。

そして、「それを人は充実と言う…」と、どこかの哲学者のようにボソリ。

「そうだねー--そうかなー---、本当に充実しているかどうかはわからないよ」と私。

周りは充実していると思っていたとしても、充実しているかどうかは本人にしかわからない。

充実とは、「忙しい」から感じるものではないし、
単純に「楽しい」という物差しだけでもはかれない。

悩んだり葛藤したり、時にはつらくなったりする先に見える世界もある。

あの時のあれがあったからこそと気づけば、「無駄」と思っていた時間も、
振り返ってみると「充実」に変化していたりする。

だからこそ息子に伝えたい。

君の今も充実しているんだよ。

学校に行かないと自分で選択をした日々は決して無駄ではない。

だからこそ気づくこと、考えることがたくさんある。

君にしか送れない人生がある。

悩んだり葛藤したり、

そんな君の言葉だから聞きたいという人が必ず現れる。

「今週、ちょっと行ってみようかな」と心が少しずつ少しずつ変化している君。

「将来は、○○になりたい」と話す君を私は誇らしく見ているよ。

今のこの時間が宝物になるときが必ずやってくるよ。

 

7件のコメント

何を持って、充実なのか。定義は人それぞれですよね〜。充実してる風にみせたいしなぁー外向きには笑
なんか、ホント繊細で言葉が素敵なんですよねー池田家。すごいなあ〜ていつも思います‼︎

いやいや、暑苦しい母親だと思いますよww

そして、ここに行きつくまでにもいろいろあるし、これからも心はいつも揺れていて、

でも、直接言えること言えないことあるから、ここでラブレターとして残しておこうかなと思って書かせてもらっているところです。

書くと自分の気持ちも整理できたりね。

こうしていろんな人からコメントもらえるから独りよがりにならなくて済むんだなとも思ったり。

考えさせられます。
ただ思うことは、今この時は、今しかなくて、戻ることはできない、もう取り返せないということ。あーもっと勉強しておけば良かったと今となっては取り返せない。あんなに自分のために使える時間あったのになぁ。
あと、時間はお金で買えないということ。
子育て真っ只中は年休が足りなくて、余ってる人に「売って〜」と冗談混じりに言っていたっけ。
1日は24時間しかない、大切に使いたいと常に思ってはいるけれど、今日もこなすだけの一日だったなとか、大人になるとなぜかあっという間。
そうだ、昔チコちゃんに叱られたっけ?
(まとめたサイトがあったので。)

http://xn--h9jua5ezakf0c3qner030b.com/1698.html

まきさん ありがとうございます(^^)/
教頭先生も同じようなことを言ってました。

一つ言えることは、今の世の中、学校に行かない=勉強できない わけではないということ。

だからこそ充実ってなんだろうですね。

学校に行って、時間が過ぎていくことが充実とは限らない。

でも、その子にとってはそれも意味のあることかもしれない。

無駄なことはなくって、大切なことは自分で選択することが大切なのかなと思います。

今、学校に行かない選択をしている子どもたちが世の中にたくさんいて、
この子たちが大人になったとき、どんな社会になっているんだろうなって想像したりしています。

どんなふうに生きていきたいのか、自分の人生をしっかり立ち止まって考える時間が息子には必要なのかもしれません。

やっぱり哲学する子だったんですね。

自分であれこれ疑問に思ったり考えたりする子は、今の日本の学校には合わなくなると
私は感じています。
だって、今まで自分の頭で考えたり疑問に思ってそれを口にすると嫌がられるのですから。
学校教育エリートさんたちの国つくりで私たちは今幸せを感じているかな?

私は今こそ国が曲がり角に来ている時代を迎えていて、さあ、あなたは誰かの後についていくだけの道を歩きますか?と問われている気がします。

しっかり自分の道を作るために時間を使ってほしいと思っています。
将来のために頑張るという言葉でなく、過去があって今の自分があり、今をしっかり生きていくことを大事にしようでいいんじゃないかな~

みちこさん

真之介以外にも、ほんとー---にたくさんの子どもたち親御さんたちが学校に行けず悩んでいます。
これだけ子どもたちが学校が変わらないといけないということを体をはって伝えてくれているけれど、
なかなか変われない・・・( ;∀;)

学校にいけないことが不幸ではないこと、そこに大切なものがたくさん詰まっている。

幸せになるためにではなく、今が幸せであるということを感じられる教育でありたいですね。

考えてしまいました。。。
我が家も行かない選択をしている息子1人。

ただ、深く語り合ったことはないなぁって思いました。
お互いまじめな話を避けているというか…

周りからは今はゆっくりする大切な時間なんだよ。決して無駄にはならず、のちにエネルギーとなるはずって言われていますが、過ごすところが家であっても悔いのない日々を過ごしてほしいと思ってしまう私がいますね。。。

我が家はまだ語り合う段階ではないのかも知れないですね。

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ