お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

わたしごと/周りの人と子育てを共有しながら キャリアアップを目指し中です 鶴田 愛さん

*どんなお仕事ですか?

神奈川日産自動車の新車販売営業所でテクニカルアドバイザーとして働いています。整備の受付、点検代や修理代の見積りの案内や商品提案が日常業務です。

デスクワーク中心ですが、整備工場で車の状態の確認作業や、車を移動するための運転もします。

*仕事の楽しさややりがいについて教えて

入社当時は営業職でした。2年後に職種変更をし、テクニカルアドバイザーになりました。

お客様の満足が一番ですが、毎月の数値目標に向かってスタッフみんなで切磋琢磨、達成できたときの一体感が好きです。

以前、「最終日にあと1つ達成できれば全部クリアできる!」という場面があり、私もチームメンバーとして携わることができました。上司からよくやったぞ!と褒めてもらえてうれしかったです。

*お母さんになって仕事に変化はありますか?

以前は、子ども好きというわけではなかったし、子連れの方が来店しても「騒いでいるな~」と他人事みたいな感じでした。

けれども母になってからは正反対に。どの子もみんなかわいいし、子どもが飽きてきたなと思ったらすかさず声をかけ、「ガチャガチャしてみようか~?」と誘います。

整備の受付業務ですが、店の雰囲気や環境づくりも大切な仕事と実感しています。安心感が生まれ、居心地がよかったら、きっとまた来てくれますよね。

*どのように仕事と家庭を両立していますか?

子どもの送迎のため、時短制度を利用していますが、上司が女性で、職場でのフォローはもちろん、両立への理解があり、助かっています。

家では寝かしつけを主人に任せ、自分の時間を確保。近くに住む両親はよく夜ごはんを用意してくれます。職場も含め、周囲の人たちと子育てを共有することで、みんなが幸せを感じてくれる気がしています。

長女を出産後、仕事復帰については正直迷いました。子どもとずっと一緒にいたいし、預けることへの罪悪感もありました。ところがいざ預けてみると、「今日はこんなことをしたんだよ!」「給食おいしかった!」と笑顔で話す娘の様子に、私と家にいるだけでは経験できないことが、たくさんできていると感じました。

おかげで今は、安心して仕事を続けられています。

*子育てで大切にしていることは?

学生時代はフィギュアスケート選手でした。体育会系ですから、やる!と決めたらやり切らないと気が済まない性格。子どもには「がんばって!」と言いたいところをぐっとこらえ、笑顔を優先しています。

7歳差の姉と弟。小さな息子に目がいって、娘に寂しい思いをさせてしまうことも。そのため意識して娘を特別扱い、大切だよと伝えるようにしています。

外では、しっかり弟の手を取って歩く娘。「偉いね、お姉ちゃん!」と言われて喜ぶ姿がまた愛おしいです。

土日も仕事があるため、努めて家族みんなで過ごす時間をつくるようにしています。

取材/植地宏美

デスクワーク中もすぐにお客様対応ができるよう、ショールーム入口を向いて仕事(神奈川日産 西横浜店)

Work Style▶テクニカルアドバイザー、受付、接客/9時30分〜18時10分、1時間休憩、7時間40分勤務