お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

社食潜入レポ<第7回>オンキッチン(河内長野)/大阪版10月号

社食潜入レポ<第7回>
河内長野市役所食堂
オンキッチン(On KiTCHEN)
(河内長野市原町1-1-1)
社会福祉法人ぬくもり

あたたかい地域のプラットホームに

河内長野市役所1 階にあるオンキッチンは、
ランチとカフェを楽しめる食堂。
中庭に面した明るく広々とした店内には、
「おおさか河内材」を使用したベンチが置かれ、
木の香りとぬくもりに包まれた居心地のいい空間を演出、
職員や来庁者の憩いの場となっている。

人気のメニューは、野菜たっぷり、油で揚げずに調理する
ヘルシーな日替わり定食と、週替わりハンバーグ。
美味しさはもちろん、副菜と具だくさんスープがついてくる
ボリュームにも大満足。
食材は地産地消が基本。地元米を使ったごはんはおかわり自由、
未就学児はごはん無料のサービスも、お母さんにはうれしい。


小上がりの座敷はキッズスペースに。
子連れのお母さんがいれば、赤ちゃんを抱っこしたり、
小さい子どもに声をかけたり…。
市民と行政の声が交じり合い、
さりげなくつながれる素敵な場所だ。

日替わり定食「とり肉と野菜の黒酢あんかけ」650 円+税

 

<取材を終えて>
河内長野市役所1階に入ってすぐ、庁舎内の地図がある。
「はなれ」にある市役所食堂は、空気も流れる時間も違う気がする。

市役所の用事を済ませたあとの楽しみ、
いや、わざわざ来たくなる?
 
自然な光が入るというのはこれだけ居心地いいものか、と気づかせてくれる。
紙面には「日替わり定食」の写真を掲載したが
実は「週替わりハンバーグ」もいただいた。

社会福祉法人ぬくもりが経営する、就労継続支援B型事業の食堂。
職員の森野さんと、福祉のこと、障害をもつ方たちが働くことなど
いろんな話を聞いた。
店内やバックヤードには、働く意欲を大事にしながら
美味しい食事を提供するため、さまざまな工夫がある。

障害の方が仕事をしているとか、誰もが意識しない社会が
「食べる場」から広がればいい。
まだ、社会とつながりにくい、未就園の子どもやお母さんも
地域の中で顔見知りがたくさんできれば
誰もが生きやすいまちになる。

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(お母さん業界新聞大阪版編集長 宇賀佐智子)