11月 2日月曜日: NPO法人 企業社会責任フォーラム代表理事阿部博人さん
カテゴリ: General
投稿者: 編集部

幕末の志士・吉田松陰を支えたのは家族であり、お母さんでした。
貧しい半士半農の松陰一家には実に贅沢なことでしたが、お母さんは家族のために毎日風呂を沸かし、厳格な家風にあって努めて明るく振る舞い、冗談を言い、松陰にスパルタ教育を施した伯父の鉄拳が飛ぶすさまじい光景には、その身を案じ、無事を祈りました。
安政の大獄で江戸送りになる際には、風呂で松陰の背中を流しながら、必ず帰ってくるようにと諭すと、松陰は「元気に帰って参ります」と答えました。
松陰の約束は叶いませんでしたが、両親に宛てた辞世は「親思ふこころにまさる親ごころけふの音づれ何ときくらん」というものでした。
母親として、どう子どもを育て、その才能をいかに伸ばすか。たとえば、千住三兄弟の母親文子さんや辻井伸行さんの母親いつ子さんの体験や手記が知られ、子どものためを思い育む積極的な母親のあり方を示唆しています。
一方、父親の振る舞いや役割分担も大切でしょうが、唯々子どもを見守り、あたたかく接する
松陰の母親もいます。これまた素晴らしい母親像ではないでしょうか。br />
(あべ ひろと)プロフィール
フリ北海道大法卒。1982年松下政経塾に第4期生として入塾し松下幸之助に経営を学ぶ。85年修塾後、経営コンサルティング会社などを経て、2002年企業社会責任フォーラム設立し代表理事。07年10月から公共ファイナンス研究会共同代表。48歳。北海道出身。