お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

布団を食いちぎった夜

とんだタイトルですね。
でも・・・その通りなんです(涙)
裏サイトではなく、ここに書きます。

昨晩、寝る前の話です。
うちは、息子2人の歯ブラシの仕上げ磨きを毎日交代にやっています。
昨晩は、9歳の長男の仕上げ磨きをしていたときのこと。

次男は自分でチャチャッと歯磨きしています。
そのことに腹が立った長男は、
「もっとちゃんとしろ!!」とキツイ言い方で次男に言いました。
(たぶん、それ以外に腹の立つことが前から積み重なっていて、これが引き金になっただけと思われますが)

すると6歳の次男。
「ちゃんとやりよる!!」と怒って言い返しました。

それにまた逆上した長男。
「バカ」「クソ」「しね」
の連呼。

私は、膝に乗っている長男のほっぺたをつまみ、いや、つねり、
「『しね』はやめて」
「そうじゃなくて、普通に言ったらいいんじゃないの?」と言いました。

誰に対しても、たとえ周りの友達が言っていたとしても、息子には軽々しく言ってほしくない言葉。
でも、私が何回注意したり話をしても、なかなか怒りをそれ以外の言葉で表すことができません。

そして私は、すでに2階で寝る準備をしている夫に、
「あっくんがまた『しね』って言ったから、父さん、話してやって」と言いました。

2階に上がって、父さんと何やら話していた模様。
私は家事が終わり、2階に上がってみると・・・

長男は布団を頭からひっかぶって、いつも寝る方向と真逆の場所でうずくまっていました。

「どうしたん?」「聞くけん、言ってごらん」
と話しかけても、返答はなし。

「じゃあ、もう電気消して寝るよ」
と言い、部屋の電気を消しました。

すると・・・

ドン!ドン!と、足で床を叩く長男。
そして、私や次男を思いっきり蹴り飛ばす。
「やめて!」とその足を跳ねのけると、また執拗に同じことをやってきます。

「やけん!そうするんじゃなくて、口で言ってごらん」と
また同じことの繰り返しで、私がなんでその言葉を言ってほしくないか、
長男がどんな気持ちでそう言ったのかを探りながら、何とか対話で解決しようと私も言葉で責めてしまいます。

でも、ああ言えばこう言うで、
「たっちゃんがお兄ちゃんに言い返すのは、いつもあっくんが怒った言い方するけんやろ」
と、また長男を責めてしまいます。

すると、呼吸が荒くなったと思ったら、突然
「ウオーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

「ア゛---------------!!!!!!!」

と、言葉にならない雄叫びをすさまじい大声であげ始め、泣きながら手当たり次第物を投げ始めました。

暑くて網戸にしていた窓。
夜中10時の静かな夜に、あまりにすごい叫び声が、近所中に聞こえます。
「これは通報される!!」
と咄嗟に窓を閉めて回った私。

そして、真っ暗闇の中、
「ビリ!!!!」
っと何か破れる音がしたと思ったら、

布団のシーツにかぶりついて、シーツを食いちぎって破ってしまいました。
そして、中綿が出る始末・・・

慌てて電気をつけ、息子の背中をさすりながら、落ち着くのを待ちました。

ワーワー泣きながら、長男が絞り出した言葉は・・・

「なんで俺ばっかり言われるん!!たっちゃんには何も注意してないやん!!」

という言葉でした。

そっか。

そっかー。。。

「いつも自分ばっかり叱られる。いつもたっちゃんばかり可愛がられる」

それが嫌で、不公平に感じてて、「なんで俺ばっかり・・・」って腹の底で思ってたんだ・・・

そう思うと、ショックで、申し訳なくて、すごく悲しくなりました。

「たっちゃんの方が大事とか、それはない!
でも、そういう風に思わせたんだったら、母さん父さんが悪い。ごめんね。
苦しいね。辛いね。」

と謝り、あっくんが産まれたとき、どれだけ嬉しかったか、どんな想いで産んだのか、
頭を撫で、身体を撫で、手を繋ぎ、トントンし、言葉以外の私ができ得る全ての手を尽くして、
どれだけ大事かを伝えました。

自分の怒り・気持ちを言葉にするのは本当に難しいです。
それができないから、叫んだり、殴ったり、暴言を吐いたりする・・・それはわかってるけど、
息子の本当の気持ちをわかってやれない自分へのもどかしさもひしひしと感じました。

「今度から『しね』って言いたくなったらどう言ったらいい?」

「母さんも、あっくんのこと傷つけた言い方いっぱいしとるね。
母さんも明日から言い方、気をつけるけん、あっくんも気を付けようね」

そう言って、とことん泣き尽くし、お互い納得して、やれやれ・・・と収束しました。

ヒックヒック言いながら寝た長男。

荒々しい行動でしか表現できないのは、
自分の子育てが間違ってたのか、これでいいのか・・・色々と考えると、なかなか寝つけない夜でした。

ビリッと破けたシーツを見ると、息子の苦しさが伝わってきます。

長男の苦悩。
私の苦悩。

わかってやれんで、ホントにごめんよ・・・。

15件のコメント

長男君の次男君への口撃は何を言いたいのかな・・・
攻撃に対抗する次男君に更なるエスカレートして、たまりかねて母の登場。
パターン化現象にも見えてきます。
つまり長男君もそのパターンをすでに繰り返すことで落着させているのかもしれませんね。
私が感じるのは、どうしても長男の真面目さに対して次男の要領のよさ。
それを感じて長男としては腹が立つんでしょうね。
一度長男君の良いところをしっかり褒め直してみたらどうでしょうね。
時々はいいところを忘れないためにも、チェックしてみてください。
でもこの記事を読む限り、対話ができていますよ。
長男の苦しさがちゃんと感じられているお母さんだから、それは伝わっていると思いますよ。

みっこさん、ありがとうございます。
なかなか自分では冷静に見れないので、こうやって客観的に観てもらえると助かります。
>どうしても長男の真面目さに対して次男の要領のよさに腹が立つ。

そうですよね。
何かと自分の意のままに次男を動かそうとするし、それに追随する次男なので、反発されるとショックなのでしょうね。
そして、次男に対して・・・もあるかもしれませんが、根本は大人の自分への関わりに不満があるような気がします。
それは、親の関わり方の問題ですね。
なるべく「肯定・肯定」で意識しようと思います。

これかー…。昨日、ミーツで言ってた事件。
うーむ…。
真面目に真面目で返してるからお互いキツくなるかなー?
あっくんが怒った時は、とにかく先に笑わせることを考えてみたらどぉかなー?
何やってもその状態じゃなかなか心に入っていかんやろー。
心がキューっとなっとるから、まず心を緩めるところからかなー。
とりあえず、外にふたりで散歩に出てみるとか。
夜風に当たるとスーッとすることもあるし、落ち着いて話が出来るかもしれないし。
「しね」という言葉は過剰反応したら逆効果な時もあるよ。
悪い言葉と分かって言ってるから、これ以上ない言葉で傷つけようとしてるから、ホントにささいなことだけど、それまでにいろいろ我慢してたことがあったのかもしれないよねー。

それかさ、こないだも兄弟げんかの時ほっといたら仲直りしてたって記事あったやん。
ほっといたら流血するやろかー?(^^;;

結局さー、答えはない。
その時その時、考えて迷って悩むしかできないね。
それが母心ってもんだろね。

母ちゃんファイトだね!
私もやん(笑)

聖子ちゃん、早速ありがとうー!!
そうやん!長男が真面目なら、私も真面目やもんね(笑)
真面目で返すけん、お互いキツくなるっていうのは当たってる!
あまりにも激しい喧嘩は、流血ばりよ(汗)
つい、次男をかまってしまうのが長男としては寂しかったり、モヤモヤしたりするんだと思う。

私の中で確かにその言葉に過剰反応してるところあるから、
さらっと流せる大きな器になりたい。
でも、「しね」を連呼する日もあったりして、それはさらっと流していいんやろうか~???
そう言わざるを得ない原因・気持ちがあるんやろうけどね。
口が悪くなるギャングエイジだったり、酷暑の中の運動会練習で毎日疲れてたり、
外に原因を求めればたくさんあるけど、そのせいにしたくないしねー。
どう思う??

美和子さん、「死ね」と子どもたちが使いだしたのがあなたが子どもの頃の男の子たちです。
うちの息子は使わなかったけれど、遊びに来ている子たちが使っているのを聞きながら
そんな言葉をなぜ使うのか?きっと誰か年長者が使うのをまね始めたのか…などと思いました。
懇談会でやはり気になる母からこの質問が出されたのを思い出します。
担任は言いました。「平気で死ね~という言葉、そんなに簡単に使う言葉ではないことを伝えてはいます。
ですが、どうも子どもたちは深くこの言葉をとらえていないのでその理由の一つにゲームがあります。
戦闘ゲームになると相手を倒すわけで出てくるんですね。そして関西のお笑い芸人もよく使うようになっていますから
子どもたちにはそんな風に深い意味で使おうとは思っていないようです」
聖子さんの旦那様世代はそれを使いこなしてこられたのではないかな?
深刻にとらえると、子どもの方がわかってないなと感じることも出てくるのかもしれないかな。
それでも気になる時には「お母さんは死ね~という言葉を聞くと心が痛くなる」くらいは言っておけばいいと思います。

またまた悩める母に、コメントありがとうございます!!
ちょっと肩の荷が楽になりました。
私が思うより、あまり深刻に捉えなくてもいいんだと思えてきました。
でも、最後の一文に書いてくださったように、私が感じる気持ちは伝えていきたいと思いました。
いつの時代も、いつの年代も、特に男の子にとってこの言葉は登竜門ですね。

うちのダンナがめちゃくちゃ口悪くて(^^;;
しかも、アウトレイジ好きと来てて、暴力的な映画も大好きなんよねー(T ^ T)
私に、なんかの拍子に「惜しい。死ねばよかったのに…」とか平気で言うとよ!!
最初からそれはかなりサラッと流してて、「ハイハイ。80年後に死んでやるたい」って言ったら、「そげん生きると⁉︎」と一気に笑い話に。
このくだりがダンナのお気に入りで、しばらく同じやり取りをやってたことがあったなー(笑)
お互い飽きて、もう言わなくなったけど(笑)

お笑いと思ったらいいよ!(笑)
お笑いでよく「おまえしね!」って言ってるやん。
アレは、みんないかん言葉と分かってても、笑いの中やからOKみたいなことになるやん?
それすらも気になる人はいるけどさ。

私はお笑い見らんのやけど、ダンナは好き。
あっくんお笑い好き?
日々の中で笑うことが増えると怒りも少しずつ溜まりにくくなる気もするなぁー。
お笑いじゃなくても、ふざけるのもありかなー(笑)

横からすみません。旦那さんとの漫才みたいな掛け合いに笑いましたが同時にめっちゃ憧れてしまいます!

いいねー!うちも、笑いにもっていくの、やってみよー!

なんか、頭も心も柔らかくしとかな、面白く返すってできないもんなー。

聖子ちゃんみたいに笑いで返せるようになれたらいいな~!
「しね」って言われる次男がね、言い返すこともなく全部その言葉を受け止めてるから不憫でしょうがないっていうのもあるんよ。
そうやっていつもその言葉を言われてる次男の気持ちを考えるとついね。
我慢してるのが手に取るようにわかるからさ~。。。

今度は違う角度で対応してみるわ!!
私の遊び心が必要やね!

だって

って言ったらいけんけど(笑)

下の子ってキャワイイもんねー。たっちゃんはまた特別に愛されキャラ(今までの投稿を読む限り)見た目も憎めないもん。

絵本『おこだてませんように』あっくん、好きかなー?私自身も、うちの長女も、この絵本読むと、絵本の中の各々の登場人物が自分の気持ちの代弁者になってくれるみたいで、少しスッキリするような気がしました。

あっくんの、お母さんに一番認めてもらってて弟に勝ってるって思ってることって何?

それにしても、歯強いね

レンさん。慰めありがとう(涙)
そう!だって、キャワユイもん♡
たっちゃんは、ホント癒しキャラだから、特にねー。

あっくんの、弟に勝ってることねー。
私が一番認めてることねー。
うん!考えてみる!

え?考えること?あ!たくさんありすぎるけんか!

うちんちのことは、あまり参考にならんけど、うちも2番目の愛敬になんかみんな甘くて癒されてるの。でも、長女の音楽性は、三人の中では一番!長女が歌ったりピアノするときは、私もパパも長女をベタ誉め。一応っていったら策略的だけど(笑)、いや、ほんとに策略なんだけど(笑)、長女の音楽性はパパもママも一目おいてます!応援してます!
って持ってってる。(どうでもいいけど、私も娘時代、これを親にされてた気がする。でもね、ある真夜中、目を覚ましたら、『泰子の方がピアノ上手』と言ってたのは嘘で『泰子には向いてないかもねー。妹にはセンスがある』と両親が話してるのを聞いてしまい、深い傷をおったので、策略といっても『嘘』はダメよ(笑)(ヾノ・∀・`))

まぁ、親があれこれしても、それでも、長子の『下ばっかり!』ひがみ根性は、消えないのかもだけどねー。

ここだけは、下にひがまなくて済む!というのがあれば、少しはいいのかなぁ~

レンさん、ご両親の裏話はショックだったねー(涙)
下にひがまなくてもいいほどの何か思いっきり自信があるもの、
自他共に認められるもの、意識してみるー!!
ありがと♡

お兄ちゃん、いくつでしたっけ?
まだまだ、言葉で気持ちを伝えるのは難しいんやね。

うちもまだまだ下がチビなので、上の子には相当ストレスがかかってるやろうし「妹ばっかり可愛がられて自分ばっかり叱られる」と思うこともあるやろうなあ~と思いながら読みました。

RENさんの「歯強いね」に爆笑。歯みがきしてる時の事件やしね。笑

ひょんさん、こちらにもありがとう!
>RENさんの「歯強いね」に爆笑。歯みがきしてる時の事件やしね。笑

ここに反応したね(笑)
長男は小4だよー!
言葉で言えるように、私が共感したり、代弁したり、その練習はしてるつもりだけど、
男の子だし、やっぱり口より手足の方が先だよね~(汗)
私も長女だから、うまく甘えられない息子の気持ちもわかるんだー。
似てる者同士だから、キツく当たっちゃうこともあるしね。
だからこそ、長男に一番鍛えられて、長男が一番私を親にしてくれてると感じる毎日だよ。
あー、なんか似たようなこと、昔夢ひろばで書いた気がしてきた!!!
進歩してないってことやね~(笑)

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ABOUT US
近藤美和子
岡山県出身。大学は島根。就職は山口。結婚して愛媛へ。 2015年春に、愛媛から福岡に転居し、お母さん大学に出逢いました。 現在、小6と小3のわんぱく息子2人のお母さんをさせてもらっています。3年前から、わたし版【筑前町ゆりかご版】を書いています。 また、音楽療法士として、障がいのある子どもたちと関わる仕事をしています。 「お母さん」であることを、悩みもがきながらも、全身全力で楽しみたいと思っています! 好きなことは、自然・音楽・読書・ひとり旅・食べること・歌うこと・人と交わること・高校野球です♪