お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

兄弟で挑んだ入園式

今日は今年で3歳になる末っ子息子の、幼稚園プレ保育の入園式だった。

 

朝から張り切ってるのは、小学2年の長女と、年中の次女。

ねぇね2人は、

『げんちゃん!今日から幼稚園に行くんだよ〜。お友達がたくさんいて楽しいとこだよ!』

と、朝から丁寧な声かけ。

『よし!お返事の練習をしよう!』

頼んでもいないのに、すぐにお返事のレッスンが始まる…

ちなみにまだ朝7:00前。

ステイホーム期間でグータラ生活に慣れてしまった私の頭は働かず、ぽかーんと眺めていた。

だんだん熱が入るねぇね2人。

『もっと大きい声で!』『ピッと真っ直ぐ手を挙げた方がカッコいいよ〜』

などなど、段々指示が細かくなる。

それに一生懸命答える息子。

 

長女は小学校登校の為、入園式には参加できない。

登校前に、

『お返事するところ、ビデオに撮っておいてね!泣いてるところとかもね!

はーちゃん(次女)源ちゃんのことよろしくね!』

と、謎に誰よりも気合いが入ってる長女。

泣くのを期待している様子。

任された次女は、

目をギラギラさせて

『お母さん、時間まだ??早く行こうよ〜ビデオ持った?忘れたらねぇねに怒られる!』

と何度も聞いてくる…

 

一応、入園式なので、それなりの格好をさせようと、

前日からアイロンをかけておいた、お下がりで頂いたラルフローレンのシャツ。

着せようとすると、

『これ、やだやだ!!こっちがいいのー!』

と。

持ってきたのは、

西松屋で夏物セールで買った199円のTシャツ。

一応、

『こっちの方がかっこいいと思うな〜』

と、もう一声かけてみるが、

やだやだと言うので、ハイハイと承諾。

 

2歳児との無駄な戦いはしないと決めている。

 

いざ出発!と玄関で靴を履こうとすると、

今度はいつも、履いているお気に入りの靴さえも

『やだやだ!これじゃないの!!』

と、荷物の中の新品の上履きをゴソゴソと出して履き始める。

そーだ、ねぇね達と朝のレッスンの中で、上履き履く練習とかもしてたな…

裏目に出た朝のレッスン。

次女はーちゃんが、

『げんちゃん、これは幼稚園に着いたら履くんだよ〜』

と一生懸命説明してくれたが…

上履き=室内で履くもの

という概念がカレにはない訳で…

 

結局それもハイハイと真顔で対応、上履きのまま出発!

 

上履きを汚す訳にもいかないので、

炎天下の中、着慣れないスーツに、ヒールの靴を履いて、15キロの息子を抱っこして歩く…

途中あまりにしんどくて、もう一度説得を試みるも、ヤダヤダと。

 

 

ふと思い出したのは、長女が同じように幼稚園に通い始めたばかりの頃。

晴天の中、長靴を履いていきたい!という娘を必死に説得しようとした私。

あらゆる説得を試みても聞いてくれず、

〝何でこの子はこうなんだろ…〟とため息をついた。

晴れの日に、長靴を履いてこさせるお母さんとして周りに見られたくなかったのだろう…

今となってみれば、何であれくらいの事で悩んでいたのだろう…

好きにさせてあげれば良かったのに…

そんなに人の目を気にしなくて良かったのに…

と思うけれど、あの時は、あの時で一生懸命お母さんしていた。

きっとあの時の私だったら、西松屋の199円のTシャツも許せなかったと思う。

許せるようになったのは、ねぇね達のおかげだな…

なんて、重い息子を抱っこしながら思った。

 

 

結局、感染予防の為に短縮された入園式は15分ほどで終了。

拍子抜けする程、あっさりと終了。

子どもたちは全員泣く暇もないほど、ぽかーんとしている。

張り切って練習してきた、お返事タイムもなかった。

これにお怒りなのは、息子でも私でもなく、

一緒に来た次女はーちゃん。

『なんでお返事やらないの?!ねぁね(長女)が楽しみにしていたのに』

と、ねぇねの事を思う一言に笑える。

 

来週から、源ちゃんのことよろしくねと声をかけると、

「うん!!」

と先輩面で、幼稚園内を案内してくれた次女。

 

どうにかなるだろうと、3人目となると、何の不安もないから不思議。

 

来週からはどんな世界が待ってるかな。

どんな「やだやだ!」が待ってるかな。

一緒に楽しんでくれるねぇね2人がいて、

誰よりも安心しているのは息子より私かもしれないな。

そんな風に思った、兄弟で挑んだ今日の入園式。

 

結局、学校から帰ってくるなり、真っ先に様子を聞いてきた長女。

事情を話すと、

『えーーなんでよーー。せっかく練習したのに』

と、プンスカ怒っていた。

そんな様子に、誰よりも申し訳なさそうにしていたのは次女。

3人のやりとりが笑える。

 

やっと、学校やら幼稚園やらスタート。

以前のようにとはいかないことばかり。

不安は尽きないけれど、子供たちの笑顔が見れるように、できることをやるしかない。

 

15件のコメント

わたしも長男の時は、説得を試みることに必死でした!!
でも、下に行けば行くほど、そこにエネルギーを費やす余力もなく、
許容できる範囲であれば受け入れるようになったので、
すっごく共感しちゃいました。
ちなみに末っ子は保育園にパジャマ登園したことがあります。。

そうか、上の子たちのおかげなんですね!
わたしもまわりの目線を気にしていたなぁ。。

パジャマ登園!うんうん、今なら許しちゃいますね。笑
あとは先生お願いしますっと笑ってお願いできそう。
説得しようと、戦っても、勝てないことが経験からわかってきたからでしょうね。
しつけと、許してよい境界線が難しいなーとも思ってます。

お姉ちゃんたちのおかげで、前日から盛り上がる入園式でしたね。

主役のげんちゃんだけでなく、3人がそれぞれの主役。

脇門家の充実した一日。

お母さんは3倍大変だけど、3倍たのしめましたね。

三人三様で面白いし、母対応スキルが幅広く適応されていてさすが!!
うちも長男がげんちゃんくらいの頃、上履きで帰るの〜!と降園の時に泣かれ、上履きで帰り、夜洗い…
翌朝は長靴でいく!と聞かなくて、母は普通の靴と上履きを手に持ち息子の手を引き登園したことがあったよ。。
あの頃の私は必死に説得してたし、逆に火に油を注いでたなぁ。。

最近、ぺろっとあっかんべーしか写真がない、、
これも、男の子あるある?!
源が叫んでて、同じクラスの女の子に、この子うるさいって言われた!笑
おっしゃる通りで、母は苦笑いしかできなかった。
どんどん、野蛮になって、あおちゃんに嫌がられそう!笑

入園おめでとうございます!
あー、私はまだまだ悟りの域には入ってないかも・・・
でもほんと、長男の時は周りの目ばかり気にしてた気がします。
それを思うと、今は多少は開き直れるようになったかな(笑)

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脇門比呂子
神奈川県横須賀市に住んでいます。 長女小4、次女小1、長男幼稚園年中、3人のお母さんやってます! まさか自分が3人の母になるとは?!同じ繰り返しの日々のように感じ、悶々としていた時にお母さん大学に出会ったのが3年前。 ありのままの自分に自信が持て、子育てが心から楽しめるように!MJプロです^_^