お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

お母さんが物申す!

次男の1/2成人式が、延期延期を得てとうとう中止となった。
元々1/2成人式には疑問を持っていたので、そこまで肯定的ではないのだが、次男はずいぶんと前から張り切っていて楽しみにしていた。
開催場所も各教室から体育館へと移り、時間ごとにクラス分けし、次男のクラスは2時間目に行う予定になっていた。
まん延防止等重点措置も解除となったのに、教育委員会からの通達は「学習参観不可」。
福岡県独自の「福岡コロナ警報」に移行され、これに伴い教育委員会より「学習参観は実施しない」等、学校行事や学習活動の制限は継続するという通知が届いたそうだ。
そんな中、6年生はやっとやっと修学旅行に行けた。昨年、自然教室(野外活動)にも行けず、延期延期でやっと行けた修学旅行。ぜひ楽しんできてほしい。
しかし、広い体育館で30名程度の児童と保護者が集まり、発表を見る機会を奪うことは、一体何から何を守ろうとしているのか?
最近の中学生は部活に入らない子が多いそうだ。
無気力。
何をしたいか分からない。
だから入らない。
ここ2年、子どもたちはありとあらゆる機会を大人たちに奪われてきた。
未知のウイルスではない。
完全に「大人たち」が奪ってきた。
楽しみしていた遠足、社会見学、運動会、文化祭、野外活動、修学旅行、…
友達と笑い合うことを制限され、2年間も黙食、冷たい水で何度も手を洗わされ、楽しみに準備していたものを、メールというただの文字の羅列でアッサリ奪う。
私は、大人が子どもに対してやらかしたこの2年間の代償は大きいと思う。
常に不安を付き纏わせ、周りの人のマスクに細心の注意を払わせ、それが悪いことだと攻撃する。
期待しても裏切られ、高齢者のためにと十字架を背負わせる。
これで何が育つのだろう。
心が育っていくのだろうか?
人が、人間が、生物が誕生した時から身体が亡くなることは決まっていることなのに。
何を守りたいの?
死なないことも大事だけど、どう生きるかの方が子どもにとっては大事なのでは?
こんなに無気力に慣れさせて、どうやって活力を見出せと?
でも、どうせ大人は声を上げない。
だから選挙も行かないし、人のせいにする。
自分で調べて考えて行動する大人がいないなら、子どもも同じように育つだけ。
これから先の未来はどうなると思う?
一体どれだけの人が危機感を持っているのだろう。
でも私も1人では太刀打ちできない。
なので、せめてわが子にだけは。
あなたたちが進む道は、ちゃんと明るいと示したい。

4件のコメント

言葉にして頂いてありがとうございます。
保育園の卒園式もギリギリまであるか分からないし。

2才児のマスクだって意味わからないし。

小学校の行事もことごとく無くなり、
子供達が元気であっても、濃厚接触者やら接触者と言われ、休みを強いられ仕事も行けない。

もう2年も状況が変わらず、時は過ぎていく。
子供が夢を持てるように、未来が明るいようにと願うけど…
このコロナ対策の代償は大きい。
悔しいというか苦しいと言うか…ツライ。
ただただ記事に共感します。

文恵さん、コメントありがとうございます。
本当に悔しいし苦しいし、ただただ悲しい…。
でもおかしいと思っていながら動かなかった自分にも非があるような気もします(涙)
今回は私が息子の発表を見れなくなって悲しいのではなく、楽しみに準備を張り切っていた息子の気持ちを想像すると、いたたまれなくて辛いのです。
「また…?」という、この2年間散々経験させられたこと。
「先生は『6年生は今までたくさん我慢してきたから修学旅行に行けました』って言うけど、オレたちだって我慢してきてるのに…」と。
先生ももっと他に説明があったのではないかと思いますが、聞いていて切なくなってきました。
もう本当に終わらせないと。

よく言ってくれた!ばっさり!気持ちがいい!!
本当いい加減、もう終わりにしてほしい。
感染対策よりも…もっと大事なことがあるはず。
遠足のお知らせのお便りを見て…「どうせ、また中止になるよ。悲しくなるだけだから期待しない」と言った小3の長女。
こんな世の中で、この子たちは夢をえがけるようになるのか?
どうにかしたいね。
こうして声にだす!大事だね!ちはらさん、ありがとう!!

いや、その娘ちゃんの諦めの言葉が本当に悲しいね。
でもそれを言わせてるのは大人だもんね。
お母さんの夢も大事だけど、子どもの夢は?
本当にそろそろ動かないと終わらない。終わらせられない。
何ができるかな?
本当に辛い!

コメントを残す

ABOUT US
智原美沙
広島生まれ、広島育ち。思春期に突入した長男(14歳)と、気が強い次男(10歳)2人のお母さん。福岡市わたし版ひなたぼっこ版編集長。NPO法人Hand&Foot正会員。自分のこと、日々のこと、子どもたちのこと、左手全指欠損の次男のことなどを書いています。