お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

友だちのような父子関係

最近、子どもたちから「ケンジ」と呼ばれるように。
父親らしくない私にピッタリと気に入っている。
仕事の休みは、正月と夏のみ。
飲食店を始めたときに覚悟はしていたが、かなりキツイ。

コロナでお店は大ダメージだがうれしいこともある。
短縮営業で子どもたちとの時間ができた。
休校中で夜更かし状態だから、22時過ぎに帰っても会える。
思春期真っただ中だが「ケンジまだ?何時に帰る?」とLINEがくる。

18歳の息子とは「好きなタイプが違うんだ~」と恋愛話で盛り上がる。まるで友だち感覚だ。
14歳と10歳の娘たちはチアリーディングに夢中。
一緒にトレーニングした翌日は、筋肉痛でフライパンが持てない。
きついメニューもがんばる姿に接し「子どもたちのためにも、私もがんばろう」と気合が入る。
運動神経が良いのは妻の遺伝子か私か?…妻とそんな話をするのも、何年ぶりだろう。
普段は会社員として働く妻に、子どもの習い事の送迎、部活の応援など任せっきり。すごい女性だ。

12年間、ホテル・レストランウェディングのフレンチのコックをやっていた。
昔から釣り好きで、釣った魚を捌いて皆に食べさせることが楽しく、料理人を夢見た。
お客さんが気楽に入れる店を描いて「おきらく食堂」と命名。
当時は「そんな名前、恥ずかしくて宣伝できない」と猛反対にあったが、長女はよく手伝いに来てくれるように。
手際も良く、二代目になろうかな?と言ったりもする。
おきらく食堂も13年目。
コロナ禍の中、知り合いの保護者からのテイクアウト注文は、家族の宣伝のおかげ。
心から、ありがとう。

【お母さん業界新聞横浜版6月号 PaPaStyle より 星野憲二】

おきらく食堂→HPはコチラ