お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

親の趣味に寛容な子どもたち   思いきり「好き」を楽しめる人生を!


堀住一彰さん
あずみさん
煌馬くん(13歳)
海瑠くん(3歳)
碧ちゃん(1歳)

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下の子たちと年の離れたやさしい長男のおかげで、
弟や妹も穏やかにすくすく成長中のわが家。

お兄ちゃんにかわいがってもらったり、
遊んでもらったりしたことを、妹にもしてあげようと、
普段からがんばって「お兄ちゃん」してくれている次男。
寝るときも、長女は絶対に私と寝たい。
なので次男に断ってから長女を寝かしつけるようにしていますが、
少し前から吃音が出始めました。
次男に甘えすぎないよう、もっと気にかけてあげようと思っています。

子どもたちと日々接していて思うんです。
お母さんってだけでこんなに愛されるんだと。
改めて、お母さんってすごいなぁと感じます。

振り返れば、3回とも妊娠中はつわり知らず。
「子どもとの相性がいいんだね」と医師に言われました。
ふと3人の名前を見ると、全員の漢字に「王」の字が入っていることを発見!
選んだわけでもないのにです。
3人が私のもとへきてくれることは運命だったんだ!と勝手に思っています。

海が大好きな夫は、年に1度は一人で海外へ。
私は子どもの頃から漫画好きで、それは今でもずっと。
母の趣味に寛容な長男は、先日も買い物帰りに
「弟たちを見てるから本屋に寄ってきていいよ」と。
娘が生まれたことで、少女漫画について語り合える仲間ができたと喜んでいる私です。

お気に入りの漫画の中に
「あー楽しかったと言って死にたい」という台詞があり、
私もそんな風になりたいと思っています。
一度きりの人生を後悔しないように。
もちろん子どもたちにも、思いきり好きなことをして楽しい人生を。
その一言に尽きますね。

(話/堀住あずみさん)

【表紙の撮影を終えて】
家族全員で撮るなんて滅多にない!と終始上機嫌のお母さん。
弟や妹のご機嫌をとりながらがんばって撮影に臨んでくれたお兄ちゃん。
写真が苦手なお父さんは誰より表情がかたかったけれど、
佐々木カメラマンの注文に応えるうちに笑顔が出てくるように。
出来上がってみれば表紙の通り、みんな素敵な笑顔。
「恥ずかしさをこらえる長男くんを土台に、家族を積み上げた」のがポイントだそう。
やわらかな日差しとやさしい笑顔が印象的な一枚です。(田村)

【撮影場所】
びく石りんご・ブルーベリー狩り園(藤枝市)

(お母さん業界新聞静岡版 2020年12月号掲載)