お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

子どもに気づかされる 色とりどりの毎日

長女が生まれて早くも4年が経ち、私はパパ4年生になりました。
パパとしての成長記は第1章を終えたところでしょうか。

子どもたちとのコミュニケーションは、
休日の公園遊び、お風呂、保育園の送り迎え…。
よくしゃべり、よく話を聞いている娘。
どこで覚えた?というくらい新しい言葉が飛び出す楽しい毎日です。

そして、いつまでもおチビちゃんだと思っていた娘も最近は、
1歳7か月の弟の面倒をよく見てくれるように。
「痛いの?」「お腹空いたの?」…口調は妻そのままで。
弟がグズってお姉ちゃんを引っかいても、
「ダメだよ、痛いから顔はダメ」と冷静に諭す娘。
そんな仲睦まじい様子を見ているときが最高に幸せで、愛を感じます。

楮原家では、食事はみんなで食べるのが基本。
食卓にこそ家族愛が詰まっていると思っているからです。
心がけているのは、保育園であったことを聞いて話すようなたわいもない会話です。

そんなとき、娘に最近よく言われるのが
「パパ〜、いただきますは?」
「お口の中にごはんがあるときは、おしゃべりしたらダメだよ〜」などです。
「挨拶はしっかり」「ちゃんとお皿を持って、お口を閉めてもぐもぐ」
と子どもに伝えておきながら、忘れかけている自分にハッとさせられます。
お手本となるべき私が忘れかけていたのは、「小さな当たり前」です。

夫婦の会話、顔色…子どもたちはすべてを見ています。
コロナ禍で家族時間が増えた分、子どもたちとの距離を近く感じています。
成長過程においてとても大事なこの時期、改めて自身を見つめ直し、
家族全体がワンチームで素敵な「人」になっていけるように。
色とりどりな毎日を全力で楽しみ、
笑顔が絶えない家庭をつくっていけたらと思います。

楮原辰哉(静岡市)

お母さん業界新聞静岡版 2021年2月号パパスタイルより