お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

真新しい教科書に子どもの名前を書き込むドキドキとワクワクは親の醍醐味

新元号「令和」に沸く今、お母さんたちは
まもなく始まる新学期の準備に慌ただしくされている頃かと思います。

▼4月10日は「教科書の日」。
小学校ではじめて出会う教科書は、子どもの好奇心を刺激する。
新しい教科書に名前を書き込むドキドキとワクワクは、親の醍醐味でもある。

▼当たり前に与えられる教科書も、56年前までは有償だった。
歴史を塗り替えたのは、不買運動などで闘った高知県長浜の母親たち。
「無償の教科書は、真剣に子どもの将来と向き合った成果」と記されている。

▼2011年「脱ゆとり教育」で教える量が3割超増加し、教科書も増頁。
荷重量も増加したことで、昨年の「置き勉自由化」の動きにつながった。
岐阜小学校校長の「児童の安全や健康は全てに優先する」の決断はあっぱれだが、
家庭学習を怠り勉強が遅れるのではと懸念する声もあるという。

▼ベストセラー「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」(新井紀子)によると、
この先、AIによって仕事はどんどん消えていく。
だがAIは意味を理解せず、読解力がない。
つまり、「中学校の教科書を読めるようにすることが教育の最重要課題」と説く。

▼生き抜くために必要な、創造的想像力を養成するための基礎読解力と解したい。

(2019年4月号/苺一絵)

1件のコメント

私たちの時代も、教科書は「新しい国語」とか「新しい社会」でした。
小学低学年の頃は、どんな事をするのだろうとワクワクしながら 親に名前を書いてもらってたかな。
学年が進むにつれ 当然の出来事のように無理矢理 配布される教科書に名前を書き入れてた。
確かに ゆとり教育で「新しい算数」は πを3.14 ではなく 3ないし3.1 に変えてしまった。
弊害を知って訂正したようですが 何とも信頼のおけないお粗末さを露呈してしまいました。
自然の不思議や脅威 そして摂理を学ぶ事でも事実と虚構の見分けもしっかりと身につけてもらいたい。
「新しい国語」で 本を読む楽しさを会得して欲しいものですね。絵本好きの子どもたちにもっと文学の面白さと想像力を期待したいものです。

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編集部 青柳 真美お母さん大学本部
お母さん大学事務局兼お母さん業界新聞本部編集部。お母さん業界新聞編集チーフ。みそまるマスター。みそソムリエ。宅地建物取引士。仕事は、お母さんを笑顔にすることと、味噌を伝えること。具体的には、編集・企画・営業・イベント…。家族と仕事以外に、人生に欠かせないもの…車/映画/本/旅/甘いもの。息子(30歳)、孫2人。