「地域で子どもを預けられますか?」全労済×お母さん大学「一日お母さん大学in広島」報告

地縁、血縁が薄れる現代社会の中で、
子育てで困ったときに気軽に相談できる、いざというときに子どもをちょっと見てもらえる、
そんな関係をつくれたらいいね、と始まった「“孤育て”をなくそうプロジェクト」。

2年前からは、「全労済♡お母さん大学」として、
全国200か所の全労済窓口で「お母さん業界新聞」の配布と、
イベント「一日お母さん大学」を通じて、このプロジェクトを推進しています。

全労済(全国労働者共済生活協同組合連合会)とは、
「おたがいさま」と「たすけあい」の精神で共済事業を行っている協同組合。

一日お母さん大学としては9回目、中国地方初開催ということで、
2月2日(金)、全労済広島 共済ショップ曙店で行われた「一日お母さん大学in広島」は、
まさに年齢を超え、立場を超えて、助け合うシーンがいくつも見られました。

1時間目は、お母さん業界新聞編集長でありお母さん大学学長である藤本裕子の講演会でした。

冒頭、参加者に投げかけた
「皆さんは、地域の誰かに、子どもをひょいっと預けられますか?」の問いに、
「え~っ、そんな人いませんねぇ」と、幼子を抱えたお母さん。
親でもない人に、子どもを預けるなんて発想もなかった風のお母さん。

昔はみんなそうだったんですよ、と藤本が言えば、
「そうね、そうね」と頷く、妙齢の卒母組のお母さんたち。
昔から日本では、地域の人たちみんなで子どもを育てていくのが当たり前でした。
子どもは宝。そんな、日本古来の考え方こそ、失ってはいけないものなのかもしれません。
そして、地域の助け合いとは、決して子育て中の母親ばかりではなく、
高齢者や独居の方も同じ。持ちつ持たれつ、お互い様の暮らしができたらいいですね。

「今のような価値観になったのは孫を持ってから。私も3人の娘を子育て中はバタバタで、
ちっとも子どもに向き合っていなかった」と自戒する藤本。
だからこそ、子どもがママ、ママと言ってくれる「今」を大切に、
お母さんとしての喜びを味わってほしいとメッセージ。

全員参加で行う、お母さん大学恒例の「お母さんは〇〇です」のブレーンストーミングでは、
「お母さんはモテ期です」「お母さんは偉大です」「お母さんは家族の中心です」
「お母さんは神様です」とマイクが回るうち、
一人の男性の「お母さん、いつもありがとうございます」に、女性陣から拍手が巻き起こりました。

2時間目の食育講座「みそまるワークショップ」では、意外と知らない味噌の話として、
味噌の種類や効能に加え、熟成期間による色の違いなどを、ミソガールの藤本智子が説明。
みそまるに使用する味噌を提供してくださった地元の味噌メーカー、
新庄みそ株式会社の山本美香さんが「大豆と麹の割合による味噌の違い」を話すと、
なるほど~と、それぞれに納得していました。

またこの日は、ミソガール誕生のきっかけとなった、
広島大学名誉教授の渡辺敦光先生も参加。
味噌が、がんや脳卒中に効果的であること、味噌の塩分はNaClとは異なり、
高血圧の人は味噌汁を飲んではいけないという説は誤解であったことなどを話されると、
へぇ~という声が上がりました。

味噌の基本を学んだあとは、いよいよお楽しみの「みそまる」づくり。
「お母さんのおにぎりが美味しいように、
みそまるも愛情を込めて、素手で丸めてくださいね」とミソガール。
味噌にだしと乾燥野菜などの具材を混ぜ合わせた「みそまる種」を、
素手で丸めていきます。

するとどうでしょう。
大人も子どももみ~んな笑顔になってしまうから不思議です。

子どもたちが小さな手で味噌をコロコロする姿は本当に愛おしく、
また赤ちゃんを一時託された「子守隊」のメンバーも
赤ちゃんたちに大いに癒されたのでした。

給食の時間は、自然食材を使うこだわりのお店「アベゼ」の5種類のおにぎりと、
みそまる普及委員会提供のみそまるを食べながらのランチ交流会。
グループごとに、子育てや地域のことなど、おしゃべりも弾みました。

「全労済とは」の説明に立った、全労済広島推進本部の原田次長は、
「1時間目の講演を聞いて、転勤が多かった子育て期、
自分も仕事をがんばっていたが、子育てをがんばっている妻への労いが足りなかった。
その頃、お母さん大学に出会っていれば…」と語り、
会場のお母さんたちからは大いに共感(同情?)を得ていました。

交流会では藤本コーディネートのもと、子連れ参加のお母さんたちにマイクを回しました。
「子どもと一緒にみそまるづくりを楽しむことができていい時間でした」
「みそまるに興味があって参加しましたが、子育てのいい話が聞けてよかった」
「今しかない子どもとの時間を大切に、私もお母さんとして学びながら輝いていきたい」
「地域をつくっていくのはお母さんの仕事という言葉の意味がよくわかった。
今日の出会いを大切に、これからも地域とつながっていきたい」などと感想を述べました。

会場で子どもたちを全力サポートしたのは、「子守隊」こと全労済職員の皆さん。
慣れない子ども相手に汗をかきかきの奮闘ぶりには、
お母さんたちの「ありがとうございます」の言葉があちこちから聞こえていました。

最後に、全労済のキャラクター「ピットくん」が登場すると、
子どもたちが一斉に駆け寄りました。
「でっけぇ!」と声を上げ、ぴょんぴょん飛び跳ねてピットくんを歓迎する子どもに、
大人たちも目を細めていました。

この日の模様は、中国新聞(2/3付)ほか、
テレビ新広島の「みんなのテレビ」(2/15放送予定)で紹介されます。

今後は、日直を務めたお母さん大学生、檀上英子さんを中心に、
お母さん業界新聞大学広島支部として、
「お母さん業界新聞を読む会」や「はじめての日を語る会」、
「お母さん記者講座」などを予定し、地域をつなげる活動をしていきます。
子育て中のお母さんはもとより、子育てを応援しようという方々も歓迎です。

全労済×お母さん大学主催「一日お母さん大学」は、
3月3日(土)開催の山形キャンパスへと続きます。
空席わずかなため、お申込みはお急ぎください。

全労済♡お母さん大学“孤育て”をなくそうプロジェクト

12 件のコメント

  • 広島開催、おつかれさまでした!
    広島大の渡辺先生と大阪でも人気の新庄みそさんがいらっしゃるとはうらやましい~
    その土地の素晴らしい方々が来てくださるのは
    一日お母さん大学ならではですね。
    お母さんや子どもたちの笑顔はもちろん
    子守隊の男性方の優しそうな姿に感激します。
    こんな光景が日本あちこちで見れたら子育ては安泰です!

  • みなさんの楽しそうな雰囲気が伝わりますね~。(*^^*)

    全労済さんの妻への懺悔も、
    男性が赤ちゃんを抱っこしている姿も、
    お母さん達の嬉しそうな、子ども達の楽しそうな顏も
    この場が<安心>できるからこそ。
    こんな安心の場が地域に広がったら、子ども達も安心だし、
    お母さんたちももっと子育てが楽しめると思いました。

  • 赤ちゃんを抱っこしている全労済の皆さんの笑顔がなんとも言えないですね~

    子育てが、子どもたちが、お母さんたちが町のつなぎ役になっていくんだなと改めて感じました。

    隣に預けられるご近所のつながり作り、全国に広がっていきますように!

  • 広島での一日お母さん大学の楽しいそうな雰囲気が伝わります!
    お母さん同士がつながって、子育てを助け合う仲間になっていけば、きっと充実したいい子育てができると思います。
    今回は、広島大の渡辺先生のお話も聞けて、うらやましく思いました。
    みそまるづくりは、やっぱりみんな笑顔なんですね!
    とっても楽しそオ~~

    ぜひ、我がまち横須賀でも開催してほしいです!!

  • 先日義母が
    『赤ちゃん連れている人に、つい声かけちゃうの。(孫を思い出して)』と言っていて
    それがお母さんにとっては迷惑かしらねという感じに話していたので
    『私は声をかけてもらえた方が嬉しいですよ。その場に受け入れてもらえた気になる。』
    と、話しました。
    子育て中の世代に、そんな風に気を遣ってくれている心境の方もいるのかもしれないと、思った会話でした。
    藤本さんの投げ掛けに、地域のあたたかい子育てについて考えさせられました。
    横須賀でも、開催できたら素敵です!

  • 広島の参加者は、みんないい感じの人ばかりでした。

    大半の人が、私の話ではなく、みそまるに興味があって参加らしく

    私が前座のようでした。娘に負けて悔しい。

    でも、数人のお母さんが、

    お母さん大学という言葉の響きにワクワクしましたと話してくれて

    それは、うれしかったです。

    だから、私たちは、女子大生ですと話したら、みんな笑顔に。

    女子大の中に、広島大学名誉教授の渡辺先生が学生として参加。

    赤ちゃんから、ご年配の方まで、いろいろな世代の人が集まって

    お母さんを感じたり、みそをまるめたり

    そんな中で、みんながまあるく、つながっていくのだと思いました。

    日直の檀上さんは、これから、お母さん大学広島支部として、がんばると宣言!

    そして、同じくサポートしてくれたお母さん大学の池田さんは、来年、宇和島で活動するそうです。

    日本中、どこにいても、お母さんの心があれば、つながります。

    全労済の皆さん、参加してくださった皆さん、そして、味噌をご提供くださった新庄みそさん、

    コーディネートしてくれたアイエヌオフィスさんに感謝。

    全労済×お母さん大学の一日お母さん大学のウェーブが、日本全国に広がるよう、

    がんばりたいと思います。

      • 高木さん、はじめまして。八幡浜が故郷なんですね。主人の実家は高知との県境の愛南町なんです。この2月から主人が宇和島で農業法人を立ち上げて、私は子供の卒入学に合わせて、来年から移住して手伝います。全くの農業初心者ですし、愛媛に知り合いがいないので、ぜひ仲良くしてください!よろしくお願い致します。

  • 藤本さん、青柳さん、ミソガール智子さん、壇上さん、お疲れ様でした。全労済さんをはじめ、このイベントのために、様々な方々が準備と当日のフル回転の様子に、なんだか感動してしまいました。若いママ達とお子さん達の、楽しそうな様子で、関係者も嬉しそうでホッとされてる感じでしたね。みそまる、たくさんの具材をちょっとずつ入れるとこんなに深い味わいになるなんて、ものすごく感動!沢山作って朝、ラクして美味しい、を実践しますね!

  • 池田美穂さん

    久しぶりに、赤ちゃんを抱っこして、幸せになったでしょう?
    お母さんたちが、地域で子どもをちょっと預ける人もいないと言いましたが、
    預けるという発想もなくて、
    迷惑かけちゃいけないと思っているんだよね。

    赤ちゃんをだっこさせてもらえるだけでも、幸せになるというのに。

    来年、宇和島に行ったら、宇和島支部をつくってね。

  • 全労済さんの事はCMで見たことある!くらいでしたが「おたがいさま」と「たすけあい」の精神ってところと、
    写真の「子守隊」こと全労済職員の皆さん、を見て素敵なイメージになりました。
    気になるのはピットくん、名前初めて知りました!

    地域で子どもを預けられるか?…出来る世の中だったらステキだぁ。

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    編集部 青柳 真美

    お母さん大学事務局兼お母さん業界新聞本部編集部。お母さん業界新聞編集チーフ。一般社団法人みそまる普及委員会代表。みそソムリエ。宅地建物取引士。仕事は、お母さんを笑顔にすることと、味噌を伝えること。具体的には、編集・企画・営業・イベント…。家族と仕事以外に、私の人生に欠かせないもの…車/映画/本/旅/食後のコーヒー。息子1人(28歳)。