お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

「母さん、野球部入りたい」

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【2018.9.19】
今日のこと、長男の言葉、一生忘れない。

いや、忘れないためにも、今日のうちに書いておきたい。

小4の長男が、ついに言ったこの言葉。

「母さん、野球部入りたい。」

その言葉は、突然だった。

夜、私が次男とピアノを弾いて遊んでおり、
その楽器部屋から出た瞬間。

隣の部屋からぬ~っと現れた長男。

そして、先の言葉を言ったのだ。

「え!!??」
「野球部?」(「部」だから、中学に入ってからのことか???と一瞬??)
「〇〇チームのこと?」
「え!!??入る??」

私はあまりにもビックリして、夢かと思って、心臓がドキドキして、慌てて聞き返した。

なぜ、こんなに驚いたかというと・・・
とにかく野球が大好きな長男。(それにつられて一緒に野球をしている次男も、もれなくいるが)

2年近く前から、野球チームに入っている友達に、「一緒に野球をしよう」と誘われ続けている息子。
息子は小さい頃から田んぼの中を裸足で駆け回って育ったおかげか、
足が速く、運動神経が良く、とにかく身体を動かすことが大好き。
野球だけでなく、あらゆるスポーツを親子で体験し、遊びながら経験させてきた。

長男が産まれる前から、夫が高校野球のコーチをしていたこともあって、
息子が産まれてからは、0歳から野球の応援に連れて行っていた。
かく言う私も、大の高校野球ファン。

長男が1歳のお誕生日。
ヨチヨチ歩きながら、お祝いでそろばんや鉛筆や、様々な品物を選ぶ風習の時には、
祖母が買ってくれたおもちゃのグローブとボールを選んでいた。

そんなこんなで、野球には割と親しみがあったことだと思う。

でも、小学生になり、今まで以上にお父さんとキャッチボールをしたり、
友達と草野球をするようになると、放課後はほぼ毎日、友達と公園で野球。
自宅の室内でも、ずっと弟と野球をしている。(そして、喧嘩が勃発する)
家で見る動画は、ほぼ野球関連。
自分でプロ野球選手の動画を探しては、日夜ひとりで研究している。

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休日も、あちこちの公園で、夫と野球。
その公園で遊んでいるのを見た、見知らぬおじさんが
「ボク、うまいね!私は〇市で少年野球の審判をしてるから、いいチームを紹介するよ」
と言われたり・・・
「ボク、うまいね!どこか、少年野球のチームに入ってるの?
 もし入っていないなら、うちのチームに見学に来てみない?」と誘われたり・・・

今の段階で、3チームからお誘いを受けていたのだ。

私も、息子の素質や持っているものを伸ばしてやりたいと思っているし、
仲間とプレーする楽しさや悔しさや、挫折も失敗も、感動することも涙することも、
チームのみんなと経験してほしいと思い、
ずっとずっと「チームに入ったら・・・」と誘い続けてきた。

でも、なかなかチームの見学に行っても、
「よし!入る!!」と決心するまでには至らなかった。
とても気持ちが揺れ動いているようだった。

それを待つこと約2年。

だから、今日は、ようやく息子の口から、
自分で決意した言葉が聞かれた特別な日!!!!

私にとっては、
「つ、つ、ついにーーーーーーー!!!!」と
小躍りしたくなるぐらい嬉しい瞬間だった。
あー、長かった。。。

息子が入りたいと思っているチーム。
息子のことをずっとずっと待って、誘い続けてくれているチームと友達・先輩がいる。
そのチームに入っている同じクラスの子が、毎日、毎日、息子に熱烈ラブコールを送ってくれているらしいのだ。

また、ある6年生の男の子は、
息子にどうしても見学に来てほしいから、チームの練習日と場所を事細かく書いて、
「あさひくんのお母さんへ」と私宛に手紙を書いてくれたこともあった。

そんな、息子のことを待ち望んでくれているチームに、
息子は自分から「入りたい!」と心を決めたようだ。

野球をするのは本人。
どんなに親や友達・監督・周りが誘っても、
本人が本当にやる気になって、決心しなければ続かないだろうし、楽しくないだろう。

今まで、週末ごと「練習に見学に行ってみよう」と言っても、いい返事をしなかった長男。
ヤキモキしながら、「もったいないなー」と日々残念に思いながら過ごしていた日が、
こんなにあっけなく幕を閉じるなんて、ただただ、驚きだった。

過去3回。
そのチームの練習に「見学」に行くというだけでも、
すったもんだで家を出るまでに1時間かかり。
練習場の駐車場に着いてから、車から降りるのに30分。
みんなが呼びにきても、その駐車場に座りこんだり、弟とキャッチボールはするものの、
グラウンドには入れない日々だった。

駐車場からグラウンドに入ることにとても大きな壁があるようで、
グラウンドの入り口で座りこむこと1時間。
監督やコーチや友達が呼びに来ても、誘っても、チームの中でプレーするまでには至らなかった。

ただ、グラウンドの後ろ~の方(誰もいない場所)で、コーチとキャッチボールをしたり、
バッティング練習をすることができる日もあった。
そのプレーする様子を見て、
「基礎はできてるし、今すぐにでも試合に出れる状態だから、いつでも待ってるよ」と
監督から声をかけて頂いた。

でも、でも、どうしてもグラウンドで、みんなと野球ができない。

不安・緊張・できるかできないかを先々色々考える。
監督にこどもたちが怒鳴られ、叱られている様子を見て、萎縮してしまう。
学校区が違い、知らない子の方が多いから、人見知りする。
放課後、自由に草野球するのと違って、自分の好きなようにはできない不自由さを感じる。

きっと、色んな理由が息子なりにあって、なかなか一歩を踏み出せないでいるようだった。
見学はしても、みんなと一緒にプレーする【体験】までには至らなかった。

なのに・・・今日・・・
「体験はせんでいい。もう入部届け書く」

と言い出したものだから、まあビックリ!!!

この気持ちが変わらないでいてほしいなと内心思うが、
最終的に決めるのは本人。

本人が決めたことなら、私は応援しようと思う。

さあ、息子の決断や、いかに!

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*アイキャッチ画像は、今日放課後に友達と学校で野球をしている様子。
(夜にこんな事態になるとはつゆ知らず、たまたま撮っていた♪)

6件のコメント

長男君の野球好きがようやく自分の意思を固めたスタートの記事になりましたね。
準備期間の長さは人によって違いますから、その間じっと待つ母心があってこその彼の決断です。
そのことが何より大事なことだと私は思っていますから、これからも彼を応援して見守る姿勢に徹してね。
みっこさんも応援していくからと伝えてください。

美和ちゃんよかったね~( ;∀;)
あっくんの決断に乾杯!
今までずっと悩んでたんだろうなぁ。
これから野球仲間と一緒に喜びや悲しみを経験して、更に成長したあっくんの話や、野球部であった話を聞かせてもらえるの楽しみしてるよ♪

Facebook動画を見て、スゴイ動画の仕上がりでしたよ。(笑)
最初の姿からあとは想像する世界の投球姿勢でした。
でも球はちゃんとカーブを描いて見えていたからそれも楽しい世界でした。

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ABOUT US
近藤美和子
岡山県出身。大学は島根。就職は山口。結婚して愛媛へ。 2015年春に、愛媛から福岡に転居し、お母さん大学に出逢いました。 現在、小6と小3のわんぱく息子2人のお母さんをさせてもらっています。3年前から、わたし版【筑前町ゆりかご版】を書いています。 また、音楽療法士として、障がいのある子どもたちと関わる仕事をしています。 「お母さん」であることを、悩みもがきながらも、全身全力で楽しみたいと思っています! 好きなことは、自然・音楽・読書・ひとり旅・食べること・歌うこと・人と交わること・高校野球です♪